テーマ
「クレームのない家づくり 」

この休みを利用して プレカット工場を見学してきた。
プレカットとは、これまで大工が手により構造材を加工してきたのであるが、それに代わり構造材の機械による工場生産を可能にしたシステムである。
プレカットについてはまた後日機会があればお話しすることして、今回のテーマを選ぶきっかけになったお話しを・・・

見学中にある倉庫に入ると鼻を突く異臭?!が漂っている。 案内の人に異臭の原因を聞くと、「これはあるハウスメーカーさんの構造材です。すごい臭いでしょ!」と。続けて「これは表面に入るヒビなどを防ぐ為に熱処理しているのです。そのため焦げたような臭いがします。処理により表面にはヒビは見られませんが、内部にヒビを強制発生させています。内部はカステラのようで釘なんか効きません。自分の家にはこんな構造材使いたくないですね。」と・・・。
お客様が過剰にヒビに反応するからこんなこととをハウスメーカーも採用しているのでしょう?!
  
この話はお盆前にある大手ハウスメーカーの内装大工をしている方から聞いた話しです。そこでは床フロリングを貼るとき接着剤を使っていない。接着剤を使うと後々床鳴りの原因になるから!
なるほどそのようなことも有り弾性の「根太ボンド」なるものまで一般化している。
それって本末転倒違うかなぁと思う。どこのフロリング製造メーカーの施工要領書にも「ボンド不要」なる記載を見たことはない。
「クレームが怖いから」 こんな小手先の対処でいいのか?
今回取り上げたハウスメーカーさんは、大手&高価格帯を得意とするメーカーさんです。
「そんなメーカーさんでさえお客様の方を見た施工がやれていないんだなぁ!」と再認識。
こんな「クレームのない家づくり.」って 私には不可解で仕方ありません。

                                                         おく  たかひろ











新年おめでとうございます。
何となく人の心にも不景気が住みつき、不安ばっかりが先行する新年ですね。
周りを見ますと、まずは“安いもの”全盛です。
こと住宅に関しますと、安かろう、品質はそれなりの多様性のない規格化住宅が目に付きます。
私は、価値のある個性のある住まいづくりを忘れず、ひとつひとつ丁寧にとりくんでいきたいと考えています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
平成14年1月
   株式会社 泉忠建設             おく  たかひろ





 T 邸 土蔵改修工事
着工前

瓦屋根・外壁・基礎等に老朽化が進み改修が必要となりました。
骨組み01

本建物の用途は、家事室と物入れです。
外観は土蔵の様相を残しつつ、内部は居室としての機能を確保します。
また、町並みへの配慮に重点を置いています。
使用材もすべて無垢材で、健康にも配慮しています。




「東京へ行って来ました。」

3日間ほど行ってきました。目的は、依頼のあったマンション物件探しと恒例のスケッチ(建物のイメージつくり)です。物件探しに関しては、3月と言う時期もあり優良物件の数の少なさ、と家賃の高いのには驚きました。
まあ、なんとか良いものが見つけられましたが大変でした。
スケッチでは、今回は本当に時間が、少しだけでしたが楽しい経験をしました。丸の内のオフィース街では、ブティックを始め新しいお店がいっぱいで大変参考になりました。いつも感じますが、東京の建物は、他との違いを出そうとしているところが、新鮮で魅力的です。
また、歩いている途中に、偶然イギリスを中心にヨーロッパのアンティック家具をたくさん展示してあるショールームを見つけました。品揃えも豊富で、またスタッフの人も感じがよく、本当に本物を愛している事がわかり、すぐ業者登録をしました。お値打ちの家具がたくさんありましたので、アンティック家具のご用命もお任せください。   










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「住まいづくり元年」   02.02.01

新聞の広告を見ていて土地価格下落にびっくりしました。50坪で1050万円から。。。
一方 これならこれまで予算面で規格住宅・建売住宅しか難しかった建築主さんにも、それぞれのオリジナル住宅建築も十分可能になります。
ある程度の品質と安価であればいいと納得していたこれまでの住まいづくりは、大きく変るはずです。
衣類で言えばここ2..3年一斉風靡した量販店さんにも翳れがみえたと同日の新聞が伝えています。
実際 年初よりそのようなお方からの問い合わせ・依頼が増え、手ごたえを感じています。
 また一方 そのような中にも実力による差別化で業者間格差もより広がり、今年中には結論がでることになるでしょう。
今朝もスタッフにはその点を踏まえて「より良い住まいづくりに邁進するように」檄を飛ばしました。
どうもここ数年私どもが理想とする住まいづくりから乖離している感がありましたが、その欠点も明らかになってきたことや、現在の不況が皮肉にもこのような光を与える結果となっています。
確かに1050万円の土地には、土地の形状に欠点があるかもしれませんが、造り手の知恵と工夫により十分克服でき、夢を実現することができます。
これこそが規格住宅にない「オリジナル住宅」の強みです。
今日おじゃましたOB施主さんが、「完成して3年になりますが家づくりの最大の楽しみは、建築の過程であれこれ知恵をだし、相談してつくりあげることですね。その頃が懐かしく、楽しかったわ!」とお話いただきました。
これこそが住まいづくりの本質ではないかと再認識させていただきました。 皆さんどうでしょうか?

私にとって、楽しい年になりそうでワクワクしています。



作品より


『光と空間』 建築の美 paratW
 日本建築写真家協会展

当社の竣工写真などを撮影していただいております 写真家 村田義彦先生の写真展が今年も大阪で開催されます。
村田先生をはじめ日本の著名な写真家の作品が一同に会する写真展です。
写真に興味のある方はもちろん、建築がお好きなお方は是非この機会にご覧いただければと思います。 

大阪展◎2001 9月7日[金]……9月13日[木]
富士フォトサロン大阪 10:00〜18:00
〒530-0001 大阪市北区梅田1-9-20
  TEL (06)6346-0222









この夏 自然の雄大さにめぐりあいました。 『おじさんの木』と名づけ子供たちにはいい経験となりました。 byたか


「バリアフリー2002」を見学       2002.04.12.   南港 インテックス大阪

回を重ねるごと規模が大きくなっていくことに驚きを覚えることと、障害者の社会参加が活発化することを実感します。
また各商品の進歩、改良には驚かされます。介護保険による住宅改修を手がけるものとして進歩に立ち遅れないように、
また最新の情報を提供させていただき、より良い工事ができますようしっかり勉強してきました。