庄屋の土蔵
構  造  木造平屋建て
竣  工  2001年11月
建築面積  13.5u




階段口から2階を見る                    1
土蔵の新しいかたち

旧庄屋の下蔵の解体修理
古くは「味噌・漬物・醤油」など食品の保管などに利用されていたもの。
老朽化が激しくその修理と保管庫としての役目と、「家事室」としての新たな空間利用が今回の解体修理の眼目です。
計画・施工にあたり、「土蔵の維持管理」のコストを抑える工夫と、すべて無垢材を用いることにより、自然の調湿効果と「癒しの空間」をメーンテーマとしました。

夏の昼下がり杉板の上に足を一杯伸ばしねっころがり、“表わし天井”を見ながら芳醇な香りの空気を胸一杯吸い込みました。思わず「いい気持ち!」との言葉が出ました。






軸組                    土天井                  置き屋根





外観                    外観                   木格子




木製建具:赤杉               2階床・壁:赤杉              表わし天井


** 土天井(どてんじょう):屋根を2重構造にすることにより屋根からの熱の遮断を計ると共に、火災への配慮がなされている言われています。