更新日 : 2000/03/01
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テーマ 木の寿命


木の寿命は一体どれくらいでしょうか?

法隆寺の建物はほとんど桧で、主要なところはすべて樹齢一千年以上の桧が使われています。
その桧がもう 千三百年を生きてもビクともしません。
建物の柱など、表 面は永い間の風化によって灰色になり、いくらか朽ちて腐蝕したように見えますが、 その表面をカンナで2〜3ミリも削ってみるとまだ桧特有の芳香がただよってくるそ うです。

 またある調査によると、法隆寺のふるい柱の強さは、新しい桧とほぼ同じだそうで す。
つまりその木の樹齢が、切り倒された建築用材となった木の寿命を決めるので す。
 その点を肝に銘じ、より良い材木を皆様方にお届けできるよう努力する所存であり ます。